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「........で?どういうことだ?」
マジでクライマックスじゃねぇかよ。
(いや~~~~飛ぶ場所適当に選んだんだよね~~~~)
神ことウィルは、俺にだけ聞こえる声でそう言ってきた。
「ちゃんと視てから飛べよ。今まさに勇者が魔王倒そうとしてんじゃねぇか」
出た場所が魔王城というよりは、よくあるばかでかい謁見の間みたいな(ただし全体的に黒を強調した)場所で、同じくバカでかい扉の近くに出てきた俺ら。
てかあの間に出てたらどうする気だよ、おい。
(ん~~~~~............さぁ?)
こいつだけはいつかシバく。
「まあ咄嗟に柱の裏に隠れたからいいが....さて、どうするか」
気配を消していたからばれてはないが、どうも動きずらいな......よく見ると扉の間から見える場所に最後のファンタジーのVIIIで出てきそうなオメガウ〇ポンみたいなのが倒れてるし。
なにあれ、絶対今いる魔王より強いって。
(あ~~~~テラブレイクは鬼畜だったね。初見じゃ絶対即死コースだよ)
「何故知識のみのお前がやった的な感想を言っているかは置いといて、とりあえず俺がよく着ていた着物を出してくれ」
神だからそれぐらい出来んだろ?
(出来るよ、ついでに愛用ナイフも出しとく?)
「ああ、頼む」
(了解)
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