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そう答えた瞬間に、俺の前にいつもの着物とナイフが現れた。
自由落下する前に手で受け止め、素早くそれに着替える。
柄としては、全体が白を強調していて、袖などのふちの部分が明るめの紅色をしている着物。
そしてナイフは柄も鞘もすべてが黒く、鞘を少し抜けば全く使われてないかのような綺麗で鋭い刃が鈍く光る。
こいつは呼べるか心配だったが、大丈夫みたいだな。
(神をなめたらあかんぜよ)
はいはい。
「じゃあ最後に....」
俺は取り出した愛用の仮面を着けた。
(......どっから取り出したの?そして何故キツネ?)
「格好いいだろ?みんな大好きキツネ仮面だ」
分かる人には分かる。
分かりやすく言うと、きずなちゃんマジラブ1000%
(君の方が両刀じゃないか)
何を言う、俺はバラでもバイでもなく、きずなちゃんが好きなのだ。
たとえきずなちゃんがどちらでも受け止めるに決まっている。
(決まっているんだ......まぁそれはいいとして、着替えてどうするの?)
「念のためだ。もし巻き込まれても顔は見られないようにな」
戦闘になっても獲物があるから心配はない。
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