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スルーですか、サーセン。
「元の世界での俺はどうなってる?」
「僕が造った君とほぼ同一の人形が生活してるよ」
「ほぼ?」
なんで完璧じゃないんだ?
「ちょっとした遊び心だよ。いったい何人が偽者と気づくかと思ってね」
「最低一人は気づくだろうな.......てかばれたらどうすんだよ?」
「それはあとのお楽しみということで。大丈夫、害あることはしないから」
「そうか、ならいい」
じゃあぱっぱと逝って終わらせますかね。
「時間かかると思うけど?」
「最低一年で終らす」
こういったことは慣れっこです。
「そう、じゃあ....」
そう言うと神は俺の胸の辺りまで飛んできて、そのまま中に入ってきた。
アーーーーーーーーーーー!
「だから違うって.......じゃあ行こうか?」
「だな.........あっとそうだ」
「?」
「俺の名前は神社 真司(かみや しんじ)だ」
「?、名前なら知ってるけど?」
「関係ねぇよ、一緒に行動するなら名乗るのが礼儀だ」
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