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確り抱き寄せてから耳元でそう囁きかけると身を捩りながら首を振る愛しい人。
「ぁ、そこっ、はぅっ」
その由宇紀の『声』がもっと聞きたくなって耳に触れるか触れないか位の場所で又声を掛ける。
「ん?どうしたんだい由宇紀?」
「ぃゃ、あぁっ、だぁっ」
……
いかん、これ以上は『我』が持たない。
由宇紀を『からかう』のはこの辺でお終いにしておこうと頬に触れるだけの口付けをしてから愛しい人を解放する。
「こ、んな、『大人扱い』は、いら、なっ」
息絶え絶えの由宇紀の頭を軽く一撫でしてから私はベッドから起き上がった。
「さて。
学校に行く支度をしないとね?」
「……いじ、わるだぁ……」
由宇紀の声を聞きながら、『移動中』はたっぷりと可愛がることを心に決めてベッドルームを後にした。
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