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「学校休むように手続きしておいてね?明日から三日間だよ?」 「判ったよ…」 少し不貞腐れた声で言うマサナオに兄は未だ抵抗する気?と言って口を口に押し当てる。 隣で由宇紀が息を呑む音が聞こえた。 「ほら、少し素直になって。 遅刻は嫌だろマサナオ?」 「それは、」 「何度も言って聞かせた通り、君は僕の大事な息子なんだって。 僕の事を慕ってくれてるのは判ってるけど、いつまでも他人行儀の挨拶をされたら堪らないさ。 判ってくれないかな?」 頭を撫でながら囁く兄にされるがままのマサナオは完全に兄の術中に嵌っている。 そして、それをヒカルは許している。 素直に頷くマサナオの事を私達の前に連れてきた兄は『大事な息子の事頼んだよ』と言ってオフィスに戻って行った。
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