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「おぉ、良いねこの感じ。 春日ちんが可愛いよぅ」 由宇ちゃんがそう言いながら私の首にしがみ付いてきて。 〔あれ、ちゃんと隠せてる?〕 こっそり聞いてきたりする。 私は陛下に聞かれて無いかひやひやしている。 「なんだ?内緒話か。 いつになったら由宇紀は『秘密』を僕に教えてくれるんだか」 公務の時には絶対に見せない不貞腐れた顔をして、陛下は1人でさっさとバス停に向かって歩き出してしまった。 「あ、待ってよー」 そう言いながらも私から離れない由宇ちゃんを不思議そうに見ている白瀬君。 女の子って不思議だなあ、何て言ってる。 「洸家も洸家だけどな。 ここの所機嫌悪いよな、あいつ」 「あ、白瀬君もそう思う?」 私にしがみ付きながら歩く由宇ちゃんがそう言って。
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