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「うん。
西園寺さんもいつもと違う感じがしてるんだけれど?」
白瀬君の言葉にぎょっとしている由宇ちゃん。
私から見ても何かぎこちない気はするけれどね。
「由宇ちゃん、喧嘩とかしてる?」
「いや、それはない…ってシャトル!行っちゃうよ!!」
8時34分発のシャトルバスが2台、目の前を通り過ぎようとしているから、私達は慌てて走った。
何とか間に合ったのだけれど陛下は一台先のシャトルに乗り込んでしまっていて一緒には乗れなかった。
拙い。
警備対象から離反してしまうなんて後でジェイムズ主席に大目玉食らっちゃう。
たかが6分とはいえ超拙いっ!
〔私は大丈夫だ。それよりも由宇紀の事を頼む〕
そんな私の事を心配してなのか、陛下がそう伝えて来た。
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