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由宇ちゃんにしがみ付く。 すると由宇ちゃんは私の頭をポンッて軽く叩いてきた。 「だいじょぶだよ春日ちん。 障壁全展開してるし意外と強いし。 地球人じゃ太刀打ちできないから」 「そうは言っても」 「何?ジャンさんに怒られそう? 私が歩くの遅かったからって事にしておきなよ。実際そうだったんだし」 由宇ちゃんはそう言いながらニコニコしている。 「実際のところは洸家が怒られそうだけれどね?」 それに応える様に白瀬君が言って、私は頷いた。 「あれ?洸家様は一緒じゃないの?」 その声にふと横を見ると凪ちゃんが立っていた。 手にぶら下げた大きな紙袋の所為で他の乗客が迷惑そうな顔をしているけれどそんな事にめげる凪ちゃんじゃないみたい。
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