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「あ、これ? 由宇ちゃんのだよ多分、洸家様に頼まれてた物が出来上がったからさ。 今日中にって言われてここの所殆ど寝て無いんだ」 紙袋を気にしている私に気が付いた凪ちゃんはそう言って由宇ちゃんを突付いた。 「愛されてるのぉ、このっこのおっ」 妙にハイテンションの凪ちゃんが嫌がる由宇ちゃんの事を羽交い絞めにしている。 この場合、私は凪ちゃんを止めるべきなんだろうか? ちょっと悩む。 「そこっ!悩んでないで悪のオタナギ星人を退治するのだっ!!」 由宇ちゃん、本当は嫌がって無いじゃない。 ノリノリで凪ちゃんとじゃれてる。 少し離れた場所に居る白瀬君が『ホント女の子って不思議だなあ』と言って見ていた。
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