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私は頭を抱え込んだ。
その言い方は由宇紀ちゃんが一番嫌がる言い方では無いのか?
それを全く解っていない目の前の『うすらとんかち』をどうやって由宇紀ちゃんに謝らせるかが問題だ。
「一つ、聞いて良いかな?」
「なんだイリューア」
返事をするフレイの事を睨みつけながら私は言う。
「どういう祝賀会なのかはちゃんと説明したの?」
「……していない」
ああ、矢張り。
大好きなフレイの誕生パーティーだ、理由を知っているならば由宇紀ちゃんは拒否なんてしないしする理由が無いだろうに。
「ばーか。
先ずはそこから話をしないとじゃないの。
そんな頭ごなしに『駄目だ』なんて言われれば絶対にヘソ曲げちゃうわよ由宇紀ちゃん」
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