-鎮魂の黄昏-

3/4
16人が本棚に入れています
本棚に追加
/54ページ
土方「上様?!何故こんな所に。」 茂茂「土方…余はそなたに一言謝らねばならぬ。一国を背負う人間でありながら、その実傀儡として何も出来なかった事を。 そんな余に今までよく尽くしてくれた。裁判長、余が一度だけ行使出来ると言う、拒否権…この土方十四郎に対しての罪に使う事を赦してほしい。」 土方「私は大罪人ですよ…貴方の立場が!」 茂茂「よいのだ。先代定々公からの縛りや今回の件、余に責任がある。 だから負わせてくれまいか…その責任の一部だけでも。」 判決が下される前に特赦と言う、異例の事態に、傍聴席からは罵声が飛んだ。 †
/54ページ

最初のコメントを投稿しよう!