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少女は笑い続ける
「いい加減に黙れや!!!!!!」
Bが少女の顔に当たるか当たらないかで横の壁を殴る
「はははははははぁ………はぁ……」
ようやく少女が笑うことをやめる
「はぁ……おもしろすぎだよ……私を助けるつもりなの?」
少女は僕を見ている
「…それ以外で何かあるか?この馬鹿達が腹立つからいきなり飛び蹴りをすると思うか?」
「んだとコラァ!!!」
「なめてんじゃねぇぞ!!」
「ぶち殺してやる!!!」
馬鹿A、B、Cが叫び…いや…ほざき始める
「何で………助けるの?理由を教えてよ。こんなうじむしぐらいなら駅員か警察呼べば良いのに」
馬……うじむしトリオは胸元から手を離し
少女の方へと詰め寄る
「…普通なら少しは嫌がるそぶりをする……それに…」
「それに?」
「何か気になったから」
少しの間何故か見つめあうと風が吹いた
まるで何かを吹き飛ばすかのように
「いちゃつくんじゃねぇーよ!!!!!」
少女にBとCが近づく
僕には………………………先程飛び蹴りをしたAが笑いながら近づいてくる
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