始まりの後悔

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「…ヤバいなぁ」 負けるのは目に見えている 「どうなるか…分かってんだろうなぁ?」 「……笑顔で平和的に僕と女の子を解放とか?」 「お前…徹底的にボこるからな」 なるほど平和は暴力の上に成り立つという訳か 「まずはどうする……顔面をひたすら殴ってやるよそこからは楽しみにしとけや…」 楽しみにしろと言われて楽しみに出来ないのは父親の手料理以来だ ……何か逃げるチャンスがほしい このままでは… 「いくぞ!!!歯ぁ食いしばれや!!!!!」 うじむしが拳を振り上げる …………来たか 「ぎゃああああああぁあぁぁ!!!!!!!!!!」 「やめ…らぁあぁぁぁ!!!!!!」 殴られると思った瞬間 BとCが絶叫して地面で痙攣しながら倒れている あと バチチッバチチッと静電気の何百倍って感じの音が聞こえてくる 「どっ…お前らどうしたんだよ!!!!?!?」 Aが倒れているBとCに近づく その傍らには……少女が右手にスタンガン、左手に催涙スプレーを両手にAを見下している 笑いながら
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