1人が本棚に入れています
本棚に追加
「………ちくしょう」
が
助ける方法が思いつけない
Aを倒して
BとCから少女を助け
少女を逃がす
簡単なように言うが不可能にほぼ近い
「後悔だ………ちくしょう…何も思いつかねぇ」
「テメェはまだ他人の心配をしてるみてぇだな」
「……当たり前だ…もう嫌だから…見たくないから」
「訳の分かんねぇ事を言いやがって……まあ…死ねや」
右の頬に衝撃がはしる
何が何だか分からないが殴られたと分かるに時間はかからない
すぐに
壁に叩きつけられて倒れこむ
「どうだ?痛いか?」
Aは楽しそうに聞いてくる
確かに痛い
痛いが
逃げることは頭には無い
ただ少女を助けることだけが重要だ
しかし
相変わらず少女はうなだれている
幸いな事にと言えば良いのかBとCは僕が殴られているのを楽しそうに見ている
これは僕がヤられている間は少女には手を出されない………はず
「おい何考えてんだよ!!!!!」
瞬間
脇腹に激しい衝撃
「ウゥ…!!」
「逃げること考えてんのか?」
せめて
少女が起きてくれれば逃げる道が見える
最初のコメントを投稿しよう!