始まりの後悔

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僕が馬鹿なことをしている間にも少女は平手打ちされ続ける しかし 平手打ちをされていくごとに少女の体勢が少しずつおかしくなっていく 羽交い締めにされている 少女の右肩が少し上がり 「っ!!!!…………痛い」 左腕がドンドンと背中の方へと入っていく 「……っっつ!!!!!……………痛いわね…………」 ここで僕は一つ、忘れていた事を思い出す 「……………ふぅ……」 コイツは普通では無いって事に 「………もう限界だわ」 刹那 パチッ!!!!!っという乾いた音が響く そして共に 「あヒン!!!!!!」 という ヘドロの乾いた声も響く 何が起きたのかは……さっきから少女の行動で予想がつく 実は背中かどこかにスタンガンを隠し持っていて それを取るためにおかしな体勢をとった というところだろう 「テメェ………まだ持ってたのか」 「あら…悪い?」 「ふ…ふふざけんなよ!!!!」 Cは少女からさっき奪いとったスタンガンを構える しかし持つ手はブルブル震えている これは…見る前から結果が分かる 「おい!!!やめろ!!!!」 Aも危なく思ったのかCを止めようとする しかしパニクったCの耳には届かない 「う…うりゃああああああ!!!!!!!」 走り出したC しかし直線の攻撃ほど避けやすい攻撃はない 少女は右に避けると すれ違いざまに足をかける 「ぶへぇ!!!!!!」 予想通りにこけるC そして 手から離れたスタンガンは地面を滑っていく 見事に少女は優位になる 震えている、C 残念ながらCの予想通りになるだろうが 少女は思ってもいない事を言い始める 「……私はそんなに悪魔じゃないわ……態度次第では……ねぇ?……」 少女は目を少し右にそらす 追い詰められたためか、まともにその言葉を受ける 「……すみませんでした!!!許してくだ」 「嫌よ」 すぐにCの首筋にスタンガンを当てる少女 はい やっぱりね
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