始まりの後悔

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「う~んとねぇ……」 「……早く言ってくれ…」 必死に『そうでありませんように』と願う……結果は変わらないと知っていても 「髪型は……」 「うん…」 「………ロングヘアーだったってよ!!!!!」 「……………そうけ」 「……何でいきなり方言?」 「……ノーコメントで」 きっと転校生は名前も知らない少女だろう あの恐ろしい 「……どうした?……まさか!!!!!転校生にもう会ったとか!?」 普通の男子なら嬉しいことだろうが………あの現場を見てればそんなことは言えないだろう 「これって…あれかな?…運命って奴じゃないか?」 「……変なこと言わないでくれ」 コイツの言うことはたまに変に当たるから変なことは言わないでほしい 「いやいや…本当に本当に!!!!!隣の席空いてるしさぁ!!!!」 僕の席は一番後ろで隣の席が空いている 「……本当にやめて」 「ははは!!!面白すぎ!!!!!」 コイツは知らないから言えるんだ…すこし脅かしておこう 「……お前はその発言をいつか後悔するはず…いや……後悔させてみせる」 「………怖いからやめてくれよ」 そして 山田が教室に入ってくる 「お~い、お前らのお待ちかねの転校生だぞ~早く席につけ~」 山田の一言で教室内は静かになっていく 「来たぞ~い…桜っち!!!!」 「……はい分かってます」 「何で泣きそうな顔してるの?」 僕は今…情けない顔してるんだろうな
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