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ちくしょう……
後悔だ…
けれども
もう逃げ道は無い
こうなればバレないような自己紹介をしなければならない
そうだ……顔面をひたすら隠して見よう
「おい祐介…マスク持ってないか?」
「おぉ……花粉症だから一応持ってるぞ」
「それじゃあ、ちょっとくれないか?」
「あぁ良いよ」
「あっ…眼鏡も貸してくれないか?」
「……?良いけど」
マスクと眼鏡をつけて見るとぱっと見は僕と分からない
「……完璧だ」
「…何やってんの?」
「……あいつにバレないようにしないといけないからな」
「……ただの不審者だぜ」
「…それでも僕って分からなければ良い」
「…何言ってんの?それって余計に目」
「おい!!!浜崎!!!お前の番だぞ」
「あ……は~い」
そんなことしていると祐介の自己紹介になる
「ごほん……」
わざとらしく咳ばらいして
「…浜崎祐介です。よろしくね☆」
浜崎はウィンクをして
拳銃で撃ち抜くマネをする
「……どうも」
風花は余り興味が無いようだ
しかし、この風花のそぶりが馬鹿の油に火をつける
「……あと桜っちの友達です!!!!!」
「………桜っち?」
少し興味を持つ風花
「君が今日は会っぷ!!!」
瞬時に口をふさぐ、これ以上喋られたら困る
しかし
この行動が逆に僕を目立たてさせる
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