始まりの後悔

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「……後悔だ…」 音の鳴らない目覚まし時計は8時を示している8時発の電車は今駅を去ったところだろう 1時間に一線という田舎電車がために100%遅刻するだろう さらに駅に行っても誰もいない2番ホームで楽しく孤独に待たなければいけない もっと悪いことを言えば今日で遅刻が5回目で反省文を書かなければいけないことだ 「お前のせいだぞ……」 つい最近壊れた目覚まし時計は申し訳なさそうに短針を動かす イラつきは僕を高校へと導く ゆっくりと用意をして 何も入っていない鞄をもち外に出る 朝日はただ僕をイラつかせる 悪態をつきつつも自転車を漕ぎ出してつぶやいてみる 「…さぁ頑張って行こう」 今日は楽しくなるはずと信じ
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