放課後

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先生の言葉に、優しさに包まれて、私は笑った。 「…変わります、絶対に」 少しだけ歪んだ視界の中、私は言った。 なんとか涙をこらえた。 「うん、その息だよ。」 こんなにも男性の顔を見つめていたのはいつぶりだろう。 ずっと見つめてしまうくらい、先生の笑顔は綺麗だった。 細められた目も、温かい光を宿していて。 安心。一言で表すなら、そうだった。
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