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「よしっ!でーきたっ!」 俺はマーカーで赤く塗り、一部分をカッターで長方形に切り抜いた箱を机の上においた。 「燕ちゃんなぁにそれ。」 苺花が箱を指差し俺に聞いた。 「ポスト!ほら、ここに〒のマークが描いてあるだろ?」 トントンと爪先で軽く叩くと、横で「汚いマークだな。」と優人が呟いた。 「意味がわかればいいの!」 「あっそ。で、ポストなんか何に使うんだよ?」 そう言うと、優人は俺に買いに行かせたメロンパンを一口ほうばった。 「俺達マモルンジャーが、一つでも多くこの学校の生徒の悩みを解決できるように作ったんだ!」 (うわ、また余計なことを。)
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