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「えっ本当?!」
俺があっきーからポストを受け取って中身を確認しようとすると、いつの間にか俺の手にはポストが無かった。
あらら...?
ふと横を見ると優人がポストから紙を出している所だった。
「ちょ、優人!」
「イタズラだったらお前泣くだろ?だから、俺が確かめて...ん?」
「どうしたの、優ちゃん。」
話が途切れたのが疑問に思ったのか、苺花が優人に問い掛けた。漫画を読もうとしていたあっきーも、ページを捲ろうとした指が動いていない。
「....。」
あれ。
心なしか、優人が笑ったような気がした。
「決めた。」
そう、力強く優人は言った。
「な、なにを...?」
俺は恐る恐る聞いてみた。
――――この時聞かなければ良かったものの。
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