3

4/5
前へ
/26ページ
次へ
「おっ前...!」 「何か?」 氷点下の笑顔で俺に笑いかける。 「あ、何でもないです。」 どS!優人のどS!! 「燕ちゃんさっきからどうしたの?体調悪い?」 苺花が心配そうに俺に問いかけた。 ...ある意味悪いかもな。 そんな事を思いながらも俺は「大丈夫だよ。」と笑った。やっぱり女の子にカッコ悪い所は見せたくないし(いや、もう見せてるけど)、何よりそんな事を言ったら、苺花は俺を担いで病院連れていきそうだし。 「誰か、来た。」 ポツリと呟いたあっきーの目線の先に俺達は耳を傾けると、コツ..コツ...と誰かの足音が廊下を響かせていた。 「だ、誰...?用務員さん...?」 自分でも口が震えているのがわかった。
/26ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加