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「おっ前...!」
「何か?」
氷点下の笑顔で俺に笑いかける。
「あ、何でもないです。」
どS!優人のどS!!
「燕ちゃんさっきからどうしたの?体調悪い?」
苺花が心配そうに俺に問いかけた。
...ある意味悪いかもな。
そんな事を思いながらも俺は「大丈夫だよ。」と笑った。やっぱり女の子にカッコ悪い所は見せたくないし(いや、もう見せてるけど)、何よりそんな事を言ったら、苺花は俺を担いで病院連れていきそうだし。
「誰か、来た。」
ポツリと呟いたあっきーの目線の先に俺達は耳を傾けると、コツ..コツ...と誰かの足音が廊下を響かせていた。
「だ、誰...?用務員さん...?」
自分でも口が震えているのがわかった。
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