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顔に傷をつけ、制服がボロボロな俺を見るなり駆け付けてくれたのは、瀬戸 苺花。マモルンジャーのメンバーの一人で唯一の女子だ。合気道をやっていて、マモルンジャーの中で多分、 一番強いと思う。可愛い顔して普通に酷い事言うよ。
「実は今日もこの学校を守るためにかくかくしかじかつのしかで...!」
「うーん、燕ちゃんダサいね。」
俺の話を聞いた苺花は困ったように笑い、そう呟いた。
うん、苺花ちゃんは今日も苺花ちゃんだ。
「って言うかだな、燕。お前の携帯のバッテリー切れてなくても、先生呼んでる間にそいつら逃げれるだろ。相手は数人なんだし。」
優人はため息をつきながらメロンパンの袋をゴミ箱に捨てると、俺の頭にチョップした。
「あ、確かに!」
ポンッと俺は手を叩く。
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