1

4/9
前へ
/26ページ
次へ
「...まぁ、その不良達も燕ちゃんと同じレベルで良かったね!」 苺花は笑顔でそう言い、救急箱の中から絆創膏を出してペタリと俺の顔にはった。 「っていうか、あっきーは?」 いつもなら隅っこでゲームか漫画読んでるのに。辺りを見回しても見当たらない。見回すほど広くないけど。 「あぁ、今日は漫画の発売日だからって買いに行った。」 今日の日付を物凄い○で囲んでいるカレンダーを見ながら優人が喋った。 「えぇー!俺達は学校の平和を守らないといけないのに!」 あっきーめ!帰って来たら、罰としてその漫画読ませてもらうからな! 「いや、それ罰と言うか、単にお前が読みたいだけだろ。」 「おぉ、優ちゃんが燕ちゃんの心の中をよんだ!」
/26ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加