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「先生、これで2回めじゃないですか? まだ開始10分ですよ」
「そうやって、漱石くんはいつも同じじゃないか。漱石くん回復期間はゲームオーバーに等しいよ」
「済まない……」
しょんぼりする「先生」、漱石の肩越しに、4人はそれぞれ何を持っているのか、マスターはようやく見ることができた。
PSPである。
さっきまでの心配は杞憂だったことが判明し、なおかつ心配していたのが自分だけだった事実を同時に悟ったマスターは、漱石以上に気落ちした様子で聞いた。
「……皆さん、一体何を?」
一番暗い目付きの男がそれに答える。目はPSPから離していない。
「協力プレイです」
「標的はあごが恐ろしく発達した超獣だ。その表皮は鋼鉄の如しだ」
一番知的な雰囲気の
男が続けた。
マスターはため息をついた。
「要するに、モンハンですね」
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