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とある日本
とある東京
とあるアパートの
とある101号室
午前8時頃
プルルルルルル
携帯の着信音が鳴る
持ち主は起きたが、電話にはでない
一旦音はやみ
また鳴り始める
プルルルルルル
持ち主はもちろん起きているが、電話にはでない
一旦音はやみ
…
やっぱりまた、鳴る
プルルルルルル
持ち主は布団を思いっきり吹き飛ばし
携帯を取り
通話ボタンを押す
「はい!こちら本日も絶好調、年中無休貴方のハートにときめき届けます!上姫 菜月ですが何か!!?」
彼女は上姫 菜月
殺し屋である
「あ、起きてたか。おはー」
電話の相手は錬馬(れんま)と言う名の男
錬馬という名前が本名なのか偽名なのか、菜月は知らない
「おはー、じゃねーよ!私は毎日8時30分までは寝てるって何回言えば分かるのよ!」
「えぇ~、今さっき年中無休って言ってたじゃ~ん。ときめきをよこせよオラー。」
「アンタにはやらぬ!ぬん!」
菜月と錬馬は
仲が悪い訳ではない
「で、何の用?」
「そっけないなぁ~(笑)まぁ、いつも通りの「仕事」の話さっ。」
「はいはい…。」
「とは言ってもよ…ぶっちゃけ…めんどくさいです!はい!(笑)だから後でメールしまーす。」
「じゃあ電話かけんなよ!」
「ふっ…電話をかけた理由はな…君の声が聞きた」
「はい、電話切りまーす。」
「あ!ちょっ!たがkbbのptp!…!…」
菜月は一方的に電話をきる
「なんで朝から疲れなきゃいけないんだ…」
菜月は呟きながら
また布団にもぐる
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