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ついに開幕された。第三次世界大戦なんて。誰が予測しただろうか。
核兵器数弾で滅びるか弱い惑星上で、各国が核兵器を装備し、臨戦態勢にはいるのには、そう時間がかからなかった。
終始、人間は愚かさである。
積み立ては崩し、また積み立てる。まるで赤子の遊びのように、学習をしなかった。
何故神は、人間を不完全に作ったのだろう。
そもそも神とは何故、人の型をしているのだろう。
神に似せられて作られた人間は神に親近感を覚え、崇拝した。
逆はないだろうか?
自分の欠如を補うために、知らぬがうちに神を作ったのではないのか?と。
今生、神など信じてない者からすると、その類の人種を幼く、哀れに思うだろう。
しかし、自分の欠如を黙認してられるほど、人間は器用ではないのだ。
そういう人間も、またどこかで「欠如」を何かに縋り、埋めた気でいる。
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