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あぁ、そうなんだ。
この気持ちは。
僕はどうしようもないくらい。
ココロの事が好きだったんだ。
そんな事に今更気づいたって遅いけど、それでも気付けたのだからよかった。
これで、よかった。
神崎真の世界はここで終わるけれど。
小早川心の世界ここからは始まる。
もうそれだけで十分だった。
十分だ。
十分なはずなのに。
「うぅ……ぅぅ……」
どうしても。
どうしても涙が止まらなかった。
もっと話したかった。
もっと遊びたかった。
もっと笑いたかった。
もっと、一緒に居たかった。
もし。
もしも生まれ変わって、僕とココロがまた会えたなら。
今度は。
もっと話して。
もっと遊んで。
もっと笑って。
もっと側に居て。
もっと、恋をしよう。
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