―ルカリナとの出会い―

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あれから数日がたった。 私は今日もあの場所に来ていた。 まだルカリナとは再会していない。 あの時のルカリナが気になってしまい、 母様に『可笑しいぞ?』と笑われたのを思い出す。 「どうしたんだい?エルルカ。  最近様子が変じゃないか?」 「……………。呼びました?母様」 「……はぁ。  今日の仕事はこれで終わりにしよう」 「良いのですか?」 「…あぁ。  それでお前さんの様子が治るならね」 「っ―――。  ありがとうございます!母様。」 そう言うと私は無意識のうちにあの場所へと走っていたのです。 そんな私を見ていた者が居たとも知らずに そして今。 「離して下さいっ!!!」 「嫌だね。お前は俺のモノになっ…  …ぐぁ……っ。」 ぞっとした私は男の弱い場所を思いっ切り蹴り上げると、逃げ出しました。 先程の押し問答のせいで、服には土がつき足が痛くなるほど無我夢中に走った私。 走っている最中に雨が降ってきて、 気付いた頃にはびしょ濡れ。 走り続けていると目の前に小さな小屋が見えたのです。 この時再び彼と再会するとは思ってもいませんでした。
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