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「…俺はお前が好きで一緒にいるのに?」
あーくそ、貰い泣きしそうだ
「俺だってそう、だからこそ卒業したら別れないといけないんだよ」
「何も別れなくとも…」
「お願いだよ滝、俺ね滝に迷惑かけるのはもう嫌なんだ。俺がいたら滝がずっと一人でいないといけなくなるでしょ?だから別れた方が二人のためなんだ」
バカのくせに…
何、立派なこと言ってんだよコイツ。
「分かった。そこまで言うならそうしよう。だが帰って来たら連絡くれよ。顔、見に行ってやるから。それで互いに一人だったらまた一から始めよう」
あーあ、なんか泣けてきたぞ。
バカが泣いたりするから
「うん…滝……ありがとう…!」
抱きついたりするなって
制服が濡れるだろうが
ついでにいらん事まで思い出しちまったじゃないか
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