翳りをまとう女

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心の奥までひそやかに 翳りをまとって女が 今一人 峠を越える 今までの想い出 水に流して 新しい自分になろうとして いつものようにつまづいてる 自分がいる Oh 何も知らないし 何も見えない ただ人間(ひと)は人生に つまづけば 今までの自分を捨て 新しい人間になろうとする 愚かなものです 人間って奴は やがて女は行き倒れ そのまま帰らぬ人になる 最期まで 夢と希望を 追いかけて行ったのだろう 過去の悲しみなど忘れて 脱皮をしたまま 死んでしまったのか Oh 何も知らないし 何も見えない ただ人間は人生に つまづけば 今までの自分を捨て 新しい人間になろうとする 悲しいものです 人間って奴は この翳りをまとった女のように 変わろうとしても 死んでしまうだけ 人間の儚さは 決して消せません 脱皮をしても 弱いだけ
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