拝み虫

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清潔な衣服の香り。 まだ瞼は重く、自らの状態はわからない。 ただ今横になっているこの寝床の感触は今まで生きてきた中で最高であった。 起きようと思えば瞼を開け起き上がれるだろうが今はやめておこう。 せっかくいい布団で寝ているのだからより長く寝ていよう。 「モゾッ」 !…何か動いた明らかに俺に掛かっていた布団が減った。 もしかして誰か一緒にねている!? 瞼を開け、上体をあげる。
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