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自分今いるこの場所は、一生かかってもたどり着けない所で、
今ある状態はいつもの生活からは到底、得ることのできないものである。
よってすでに、キリカの想像の範疇を越えており、
なにが正しく、何が間違っているのかなど、瑣末なことだった。
奇々怪々ともいうべき現象にみまわれ、正常であろうとする精神は失われていた。
まだ成長途中であろう、丘に手をのばす。
「あっやわこっい。」
小さな胸を堪能する。
「んっ」
しばし堪能し、つぶやく。
「でもやっぱりもう少しボリュームがほしいよなぁ。」
自分の手には小さく、物足りない。
「疲れてるから好きにさせてやったら、言いたい放題に言いやがって」
青い瞳がこちらをにらむ。
「あのーッ」
弁明の余地もなく…
脇に蹴りをいれられる。
ベッドから落ちうめく俺を見下ろし少女はつぶやく。
「なにか質問は?」
俺の体に起きたおかしな現象の理由を少女は知っているようだった。
自分の体をながめ、思う。
少女よりは大きいな。
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