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先生「はい、OK。座って」
俺らの担任のひとみ先生にそう言われ、俺の隣の席で教科書を読んでいたHALが静かに椅子に座る。
俺はひとみ先生に気付かれないよう、なるべく音が出ないように気をつけながらHALの席に自分の席を近づける。
絶「なぁHAL」
HAL「何?」
絶「この話、本当だと思う?」
さっきHALが読んでいた部分を指でトントンと軽く叩く。
HAL「本当も何も…。教科書に書いてあるんだからそりゃ本当だろ」
絶「…でもさー、なんか俺信じられないんだよね。ほんの百年前までは人間と魔物が仲良かったなんて」
HAL「まぁ今となっちゃ考えられないだろうな。……それより、前向いてみ?」
絶「え?…………あっ」
目の前には、怖いくらいの笑顔で俺を見るひとみ先生。教科書を持った右手が振り上げられる。
絶「(^ω^;;;)」
スパコーン
\アッー/
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