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HAL「っと……あ、俺用事あるから帰るわ、じゃあな!」
自分の左腕につけている、何だか高そうな腕時計を見ながらHALはそう言い、小走りで去っていった。
何か習い事だろうか。
あいつ、頭いいしな……。
絶「………さてと」
ゆっくりと椅子から立ち上がる。
俺もやること無いし、家に帰ろうかな。
机の上のカバンの中に、教科書や筆記用具を適当に詰め込む。
明日の試験、不合格だったらどうしよう。
そんなことをぼんやり考えながら俺は教室から出ていった。
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