4人が本棚に入れています
本棚に追加
――とか思いつつ、内心嬉しかったりする。
数分後、入っていいとのことだったので改めて入った。
「ちゃんとノックしてからドアを開けてよ。びっくりするじゃん。」
「悪かった。」
「次からは気をつけてね?で、私に何のよう?」
「あーそれなんだが、俺もこの部屋に住むことになった」
「えっ、本当?」
「ああ、本当だ。よろしくな。」
「う、うん。よろしく。」
「でも、同居人があずさでよかったよ。」
そういうとあずさは顔を赤らめて、
「そっ、それってどういう意味で?」
なんて聞いてきたので、
「もちろん、あずさとだったらお互いに色々わかるし。みんなで泊まりがけの旅行 に行ったこともあるしな。」 と、答えといた。
「そう…だよね。」
なぜか不機嫌そうだ。
「ま、なんにしてもよろしくな。」
「うん、よろしく。」
仲良くしておくべきだろう。
荷解きを終わらせて、あずさをさそって、晩飯を食べに学食に行く。
学食に織村の姿はなかった。
大方、まだ荷解きでもしているのだろう。
一方俺は学食ではいろいろ尋問を受けた。
[部屋はどこか]とか、[彼女はいるか]とか、いろいろだ。
すべて[ノーコメント]と、答えといた。
最初のコメントを投稿しよう!