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「仕事?」様子からしてそうじゃないのはわかって聞いた。
男は近づいてきてご機嫌直しのキスを額にする。
「そっちの方がまだマシや。エイジとキリュウがパクられた」
「クスリ?」
「いや、酔って暴れただけや。もっとプロ意識を持ってほしいもんやな」
「今日は帰ってこないの?」おねだりで男の自尊心をくすぐる。
「悪いな。二人を引き取った後は説教やろな」と頭をなでる。
この女は自分に忠実である。そう思わせておけば、私が他でする悪さは容認される。
私は彼のバンドのメンバーやその周りには手を出さない。
男の方からボロが出て、面倒な事が起きる。
男の供給を安定させたいのであれば、男を安心させる事だ。
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