0人が本棚に入れています
本棚に追加
まぁ、ぶっちゃけ多摩里さんは、可愛いと思うけど。
それにしても、コイツは馴れ馴れしいんだよ。
人間なのかこのプライバシーの無さは。
「そう言えば、優ケータイ貸せよ。あっ、遥ちゃんも」
「何すんだ」
「もちろん、アド登録だよ」
「あぁ、そうか。ほらよ」
「よし……うん?優ってなんでメアド母さんと俺しかないんだ?」
「別にどうでもいいだろ!」
ちょっと声を張り上げてしまった。
周囲の視線が集まった。
「ゴメン。あんまり触れないでくれ」
「いや、俺こそすまん」
少しきまずくなる俺達。
「じゃあ、次は私も登録すんね。
いいでしょ?」
「うん」
「あーズルいぞ。遥ちゃん!俺も!」
「分かってるって」
やっと、HRが終わり…まぁ、少しもきいて無かったけど。
三人で中学生の時の話をしながら校門まで歩き、靴を履き替え学校を出た。
最初のコメントを投稿しよう!