Aメロ

6/14
前へ
/14ページ
次へ
小学校にあがって、ようやくシュウ先輩とまともに会話するようになった。 「よお!あーちゃん!」 「…おはよぅ…」 「じゃーな!あーちゃん!」 「…バイバイ…」 いつも声をかけてくれるうちに、恐怖心は次第に薄れ、気付けばお兄ちゃんのように慕っていた。 私がお兄ちゃんと呼ぶと、先輩はいつも、 あーちゃんはかわいいかわいいって頭をなでてくれた。
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加