壱章

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そして、紅姫と桜太は墓参りを済ますと道すがら桜太の夕飯になるような木の実や草をとりながら、家路につく。 朔の日の前に、紅姫は墓参りに連れてきて、遠い道程を歩き外を見せていた。 桜太が、少しでも気が楽になるように…… 朔の暗闇に耐えられるように…… 紅姫は、桜太を連れ出すのだ。 ,
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