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「で、家に帰って来たらこの子が庭に倒れてたと」
「うん…」
凪が電話した後由美子が大急ぎで凪の家まで駆け付けた。
そして今、凪が一連の話をし終えた所だ。
「ふーん…」
由美子がチラッとベッドで寝息をたてているレヴァエルを見る。
レヴァエルは今だに気がついてない。
「どうしよう…」
「どうしようもこうも、さすがに叩き起こすのは…ねぇ…」
「やっぱり…」
「うん。起きるまでこのままね。この子の親も心配してるだろうし…」
「だよね…」
二人はベッドで眠っているレヴァエルを見つめる。
レヴァエルは静かに寝息をたて、気持ちよさそうに眠っている。
その寝顔はまさに天使。
美しい顔だった。
「格好いいよね。この子…」
由美子が言った。
「だよね…ちょっとハーフっぽくない?」
「あ、わかるかも」
なんやかんやで二人は寝ないで談笑する事になった。
明日は仕事が休みなので二人は明け方まで飲みあかした。
ベッドで気持ちよさそうに寝ているレヴァエルを尻目に…
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