弐ノ刻 烏と狼と魔法使いと

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「霊夢、車なんて持ってたのか?」 「正確には藍の物だけどね。免許証とか言う札も貰ってるわ。」 「運転は?」 「ちゃんと習ったわよ。道は分からないからあんたが頼りだけど。」 藍はどうやって免許証とって、どうやって車買ったんだろうか。不可解な謎と共に話は進む。 「確か…六人乗れるわ。私と優希は確定で…あと四人はどうする?こっちの服に比較的近い奴を選んでよ。」 「えっと…射命丸と椛は確定かな。」 文と椛は結構普通である。文は頭の外して、椛は頭と腕のを外せば結構普通。 下駄の代わりは優希の古い靴があるので無問題。 あと咲夜とアリスも、と言いたいが、二人の服は少し特殊過ぎる。 「変装するか…。俺の服…いけるか?」 取り敢えず、二人を自室に連れて行き、適当に上着とTシャツ、ジーパンをタンスから引っ張り出す。 咲夜には黒の上着、白のTシャツ、紺のジーパン。 アリスは反対の組み合わせで水色のジーパン。 着替えが終わり、二人の格好を見た優希の感想は単純明快。 「あ、似合う。」 それもだいぶイケメン。中性的な顔をしたイケメンの兄ちゃんレベル。 それに二人とも、比較的胸が小さいので女性には見えない。とても失礼な言い分だが。
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