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続いてやって来たのは雑貨店。現代入りではよくお世話になる何でも揃うお店である。
例にもくれず、全員、関連しそうな装飾品はとって、髪型を変えた。服も違うから多分気付かれないだろう。
「霊夢の方は任せていいんだな。」
「ええ。藍が教えてくれたわ。あとこれもあるし。」
霊夢は手に携帯電話を持っていた。赤と白のカラーリングの折り畳み式携帯電話。
「これも藍にもらったんだけどさ、普通に会話出来るし、この機械を物に向ければ用途が分かるの。」
「へえー、便利なもんだな。」
「それにこの…免許証だっけ?これの年齢が二十ならお酒買えるんでしょ?」
「そうそう。じゃあ、霊夢はお酒とこのメモの物を頼むよ。」
優希は一枚の紙を霊夢に手渡した。それにザッと目を通して口を開く。
「鍋の食材?」
「うん。俺が行っても良いんだけどさ、別の階で買わなきゃいけないもんが何個かあるんだ。」
「…分かったわ。じゃあ、魔理沙と文と椛が来なさい。」
霊夢がそう言うと、三人は揃って嫌そうな顔をした。
「仕方がないとはいえ、霊夢のパシリたぁなぁ…。」
「珍しく気が合いますね…。」
「私もです…。」
「うるさいわね!サッサと来ないと三人はお酒無し!」
「「「はーい。」」」
っと、三人は渋々と霊夢に着いて行った。
「さて、俺達も行くか。」
優希がそう言って、残ったメンバーは動き出した。
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