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ー優希班(優希視点)ー
霊夢達が行った後、俺達も行動を始めた。
エレベーターに乗り込むため、上向きのスイッチを押す。スイッチが光り、押した事を示す。
すると咲夜さんは赤い瞳で此方を見ながら口を開いた。
「ところで何買うの?」
「あー、日用品とか生活用品とか。咲夜さんは欲しいのとかある?」
咲夜さんはしばらく考えてから顔を上げた。
「別に無いわね。」
「レミリアは?」
レミリアは首を振る。
「私は特に要らないわ。紅茶と日傘があればいいから。」
「じゃあ日傘を買おう。最近のは良いのがあるんだ。アリスは?」
俺はアリスの方を向いたが、アリスはボーッと外を見ていた。
「アリス?」
「はぇ!な、何かしら?」
アリスは取り乱しながらも俺の方を見た。
「いや、欲しいのは無いかって…。」
「無いわ!大丈夫、大丈夫だから!」
「お、おう…。」
勢いに負けてしまった。さて、アリスは何を見ていたんだろう…。
エレベーターに乗り、六階に向かう。
ちなみに六階+地下一階まであるこの店は三階から五階までが駐車場で後は店だ。
今から行く六階は日用雑貨が並ぶ。
あと布団とかインテリアとか。多分、お値段以上の店だろう。
多分。
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