57人が本棚に入れています
本棚に追加
「なんだ。欲しいなら言ってくれればいのに。」
「べ、別に欲しくなんか無いわよ…。」
ツンデレアリス。
「ジャスティス。」
「はっ?」
「いや、なんでもない。」
口が滑った…。
少し反省しながら俺はさっきのマグカップを取り、籠に入れた。
「な、なんで入れるのよ!」
「欲しいんだろ?」
「別に欲しくなんか…。」
そのまま黙り込むアリス。
それを可愛いと思ってしまった俺自重。
「まっ、買っとくさ。マグカップはあって損するもんじゃないし。」
そう言って、マグカップの棚を離れた。後ろからアリスがチラッとマグカップを見ている。
それほど欲しかったのだろうか。
咲夜さん達のもとに戻ると、レミリアがアニメキャラクターの傘をさしていた。
あれだ。えーと、プリ〇ュア5だ。
「どうかしら咲夜?」
そう言って、偉そうに傘をさすレミリアはまるでどこぞの小学生お嬢様だ。
なんか居たよ。あんな子。クラスに一人くらい。
「最高ですお嬢様。」
咲夜さんの鼻からは忠誠心が溢れていた。
咲夜さんは俺より自重してほしい。
「…れみりゃ、シーツの色はどうする?」
「れみりゃってなによ…。まあ、いいわ。純白のシーツでお願い。」
おや、意外な色が出てきたな。
最初のコメントを投稿しよう!