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「はい。のんちゃん。…大丈夫?」
優は電話をしたあとすぐに駆け付けてくれた。
「うん。大丈夫だよ。ありがとう。」
「……無理しないでね。」
そういって泣きそうな顔で奏音を見る。
「奏音、早く着替えな。俺らは向こうに行ってるから。」
そんな優を俺は引っ張って奏音の見えない場所へ移動する。
「何があったの?何でのんちゃんはあんな格好をしてるの?何で憐兄ちゃんまで怪我してるの?」
優は奏音が見えなくなるとすぐに俺を問い詰める。
「親父が…。親父にやられたんだ…。俺の親父に…。」
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