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宇宙の片隅で小さな星達が出会い恋をしました。一つは可愛いピンク色の星でもう一つは聡明な水色の星でした。
ピンク色の星は水色の星が大好きで少しでも水色の星に近付こうと毎日毎日自分の身を水色に染めようと頑張っていました。でももともとがピンク色の星はどうしても水色になりません。ピンク色の星は悲しくて泣いてしまいました。
…すると水色の星が優しくピンク色の星を抱いてこう言いました。『僕は最初からピンク色に輝いていた君を見て好きになったんだよ。だからムリして僕に合わせようとしないで君は君らしく生きていいんだ。だってそれが一番君が輝いているし僕はピンク色のそのままの君が大好きなんだもん。』
ピンク色の星は水色の星の言葉を聞いてとても安心しました。『私は私でいいんだ。私は私らしく生きて行こう。だって水色の星さんはそのままの私が好きなんだもん。』
こうして二つの星の絆は更に深まり二つの星はそれぞれが更に美しく輝きました。お互いがお互いを引き立て合い輝かせながら。
おしまい。
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