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石の家が並ぶ集落で佇んでいます。
私「何処か行きたい所がありますか?」
マリ(一瞬迷っているみたいな間がありました。家と神殿が出てきたのですが家を打ち消しました。)
「神殿に行きたいです。」
マリ(向かっていくと、小高い丘の上に見えてきました。)
白い柱が見えます。その神殿は、全体的に白く、大理石で出来た建物でした。
シリアさんはここで巫女をしていて、ここが生活の場になっています。
神様に仕える生活です。
食卓は質素で、野菜が中心です。
責任者はクロムという方でした。
クロムさんに会った瞬間にシリアさんの中のマリさんは思いました。
あの人だ、と。
マリ(目が深い青でとても優しい方みたいです。シリアは彼が人として純粋に好きでした。
お父さんとお兄さんの中間というポジションに位置しているみたいで、彼のことをとても信頼しています。)
クロムさんに聞きます。
私「貴方はこの神殿でどのような立場なのですか?主に何をされてますか?」
「神官です。神々と繋がっています。この神殿では、アフロディーテとアテネ神を祀っています。」
私「神官様からみて、シリアさんはどんな女性ですか?」
「やさしくて、とてもまじめで誠実な女性です。意志が強く、自分をしっかり持っています。」
私「どういう所でそう感じるのですか?」
「眼差しが、しっかりとしているのです。曇りのないまなこで、真っ直ぐに私をみるのです。」
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