イヴの夜

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「あれってあれだよ 俺達、卒業するとき埋めたあれだよ たしか10年後だから去年のはずだったよな」 「へ?」 思わず口もへのじになった 僕がまったくわからないことに苛立ちを感じたのか、タカは急いでレジで金を払って、僕を引きずるように店をでた 「おい、どこいくんだよ」 僕はほんとになにも思い当たることがなかったので、上手く上がらなかった凧になった気分だった
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