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郭嘉が座ってから数分。
店主が茶と茶菓子を持って、台に置いて軽く会釈をして去っていった。
郭嘉は茶を一口含む。
その後は…深刻した表情での溜め息。
「(方針か…いや、我はまだ入ったばかり…流石にわからないところもあるな…)」
すぐにそれをどうすべきか考えても、どのような方針にしようかすらわからない為、困っていた。
ーそんな時
「やぁ、奉孝」
「わ、文若か…」
郭嘉に話し掛けてきた人がいた。
いきなり話し掛けられ、郭嘉は驚きのあまり動揺していたが、人物をみるとすぐに声を出した。
文若という男…
姓をを荀、名をイク、字を文若
郭嘉を曹操に推薦した張本人である。
「まさか、文若が来ると思ってなかった…」
郭嘉は驚きのあまり心に思っていたことをつい口出していた。
「はははっ奉孝がこんな場所にいるとは」
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